2020.09.18 08:02加古川市立加古川図書館 ~その生い立ちと歴史を探訪~“加古川町の川まつりは、俄然近づくにつれて人氣沸騰し種々な催し物が豫想よそうされてゐるが搗かてて加えて本年は待望の公會堂の新築落成式を兼ねてゐるので一層の好況を見せるであらう“~昭和十年十月二十九日付
2020.07.23 06:18明治天皇と”樹悳堂” 陣屋、その栄光の歴史明治天皇御巡幸に際しては千古未曾有の御巡幸とて、沿道を清掃し、本道並びに横道通行を差し止め御通輦(れん)の際は二階または高所にあることを厳禁され、藩治時代にその風習があったこととて店先にゴザを敷き、合掌して拝伏するものもあり、縁故をたどって町家に来たものも極めて多かった。陛下より畏くも加古川鮎について御下問があったので、鮎十尾を奉献したところ御嘉納あらせられた…。~明治十八年八月九日陣屋は、その歴史において最も輝きに満ちた栄光の一日を迎えることとなった…。
2020.06.18 00:59日本初の鉄道開設と、西日本鉄道網の整備開通1. 日本初の鉄道開設(開業) 日本の鉄道は明治5年9月12日(1872年10月14日)に、新橋駅-横浜駅間で正式開業した。ただし、実際にはその数か月前から品川駅-横浜駅間で仮営業が行われていた。鉄道は大評判となり、開業翌年には大幅な利益を計上したが、運賃収入の大半は旅客収入であった。 ちなみに、当時、新橋駅~横浜駅間29kmを53分で走ったと記録されている。(参考:加古川~須磨までが、31km)
2020.05.31 05:24加古川駅 写真で綴る127年の軌跡 加古川駅が産声を上げた明治二十一年。三ケ月間の利用客数は上等、中等併せて平均四人、下等にあっても百七十一人で、合計一日当たり僅か百七十五人に過ぎなかった。加古川市統計書によると、2014年度の1日あたりの平均利用者数(乗車人員)は22,523人である。これはJR西日本の駅では第44位であり、開設当初の約130倍に上る。